ロードスターの中古エンジンを購入してみました。

NA6の車体番号115XXX、初年度登録平成2年4月から取り外したエンジンで、エンジン周りは
- TMCのエキマニ
- ウェーバーのキャブレター
- オートスタッフの触媒
- OSスーパーシングルクラッチ
- ウルトラプラグコード
- 社外のオイルクーラー
という仕様でした。実働車両からの取り外しで外してすぐの物でした。ちなみにメーターはマツダスピードの240kmメーターに変えられていたので車両の走行距離は気にしていませんでした。
エンジン内部の仕様は不明でしたが、上記のようにキャブをつけるほどのチューンをしているので面白いエンジンではないかという期待もありました。
ネットで購入し、軽トラで受け取りに行きました。ちょうどハンドリフトもあったので載せていきました。
受け取りではエンジンをパレットに載せてもらっていたのでサクッと荷台に載せて、帰りは安全運転で家に移動しました。

家に着いたら早速外観や中身を確認していきます。
まずは黒に塗装されているヘッドカバーに目が行きます。エンジンブロックはまあまあのサビがあります。エキマニとキャブは外れているので外観から分かるところはこれくらいです。

次にヘッドカバーを開けてみます。エンジンの内部の汚れはあまり感じません。実働ということでしたし、オイル交換もまあまあしっかりされていたのかなと思います。劣悪な状態のエンジンではないことが分かりひとまず安心です。

カムシャフトは傷もなく状態は良さそうです。よく見るとHKSという表記があります。HKSのカムに交換されていたようです。隣にはB6と書かれており、シャフトの端面には256と8.7と読める数値が書いてあります。

調べてみるとNA6のエンジンであるB6用のカムシャフトはHKSはすでに絶版で、過去のホームページの情報などを見ると作用角256度と264度の2種類がラインナップされていたようですが、リフト量は9.0mmとなっており、刻印の8.7がリフト量だとすればホームページにない仕様のカムシャフトなのかもしれません。


中古の相場を見ると、絶版しており珍しさから高値で取引されているようです。最近だと全く同じ仕様のカムシャフトが2月24日に46,600円で取引されていました。この金額であればエンジンの購入費用の元が取れてしまいます。思いがけずラッキーでした。もちろん売却の予定はありませんが。


カムシャフトの手前のプーリーを見るとスライドプーリーが着いていました。形状などから純正カムプーリーの加工品のようです。

次はエンジンヘッドを開けてみたいですが、作業に時間がかかってしまい時間切れとなったので続きは別の日にやろうと思います。
エンジン内部の状態確認をしたらまた記事を書きます。
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