ATTiny13Aで遊ぶ(3)

電子工作

過去2回にわたり、ATTiny13Aを動かそうとしてArduino IDEでエラーを発生させ動かすに至っていない状態でした。今回はArduino IDEのバージョンを変更して進めていきます。

前回2系のIDEを使用して動かなかったので今回はバージョンを変えます。IDEの過去のバージョンの一覧からいろいろなバージョンをダウンロードして試しました。

結果は、
– Arduino IDE 1.8.19: No programmers available for this board. という表示で選択できない。
– Arduino IDE 1.6.13: 「書込装置」が選択できた。「Arduino as ISP」を選択して書き込みに成功。
となりました。bitDuinoの説明ではIDE 1.8.Xに対応しているとのことですが、私の環境では動きませんできた。よってIDE 1.6.Xが必要かと思います。

空っぽのプログラムの書き込みに成功したので次は動きのあるプログラムを書き込んでみたいと思います。わかりやすくLチカ(LED点滅)を行うことにします。
IDEの「ファイル」->「スケッチの例」->「01.Basics」->「Blink」を選択します。
読み込まれるプログラムでLEDの接続されているピンがLED_BUILTINとなっているので、2番に変更します。(LED_BUILTIN -> 2) 2番とはPB2のピンであり、データシートを参照すると7番ピンとなっています。なので7番ピンにLEDと抵抗(1キロΩ程度でよい)を接続します。
接続したらプログラムを書き込みすると書き込み完了後にLEDが点灯するはずです。
プログラム中で指定している通り1000ミリ秒=1秒間隔で点滅します。
クロックの指定は9.6MHzとしています。これがデフォルトの設定でした。
参考にしたブログでは1.2MHzに変更しないとタイマーの値が狂って点滅周期が意図したとおりにならないとありましたが、私の環境では9.6MHzのまま問題なく動作しています。

ちなみに、Arduino UNOをライターとして使用しておりArduino UNOの内蔵LEDが接続されている13番ピンとATTiny13AのPB2の7番ピンを接続しているので、PB2をLチカするとArduino UNOの基板上のLEDも同じタイミングで点滅します。動きを変えたい場合はPB2を他のピン(例えばPB0)に変えてみてください。

これでATTiny13Aを使えるようになりました。Arduino IDEのバージョンの罠で長くなってしまいましたがやっと動くようになったのでマイコンを使った製作を考えることができるようになりました。何を作ろうかは絶賛考え中です。

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