フリマアプリを見ているとロードスターに合うフルバケシートが格安で出ていました。特別欲しい気持ちがあったわけではありませんが安さにつられてつい購入してしまいました。
購入したフルバケはこちらです。詳細不明とのことですがシートの形状などからロードスター用のフルバケで有名なエスケレート製のシートではないかとアタリをつけていました。
しかもサイドブラケットとシートレールまで全てがセットでした。個別に揃えると大変なのでまとまって入手できたのはラッキーです。
また、エスケレート製のサイドブラケットは最新の価格だと20,240円もします。もしエスケレート製ならサイドブラケットだけで元がとれるほどのお得な買い物です。
参考: エスケレート シートレール/サイドブラケット
シートの購入価格は約8000円です。もう最高にお値打ち品ですね。
早速週末に時間を確保してロードスターに取り付けを行いました。
取り付けするにあたり、見た目はきれいでしたが取り付け前に掃除機での清掃と、自己満足的な意味で太陽に当てた状態でしばらく放置して殺菌、消毒をした気になりました。
おおまかな作業の順番は今ついているシートを外して新しいシートを取り付けるという順になります。まずはついている純正シートを外します。
シートは車体にボルド4本で固定されています。そしてそのボルトにはプラスチックのカバーがついているので先にカバーを外します。
カバーの外し方は内装外しのような工具やマイナスドライバーなどで少し上に持ち上げてからスライドして引き抜きます。
それからカバーの下のボルト4本を外します。純正シートで一度も外されていないボルトだと相当固く締め付けられています。シートと車体の隙間で作業もしにくいので1/2インチ程度の大きなソケットレンチにエクステンションを使ってシートの上まで引き伸ばして思いっきり力をかけるなどの工夫が必要になります。
はじめは下の画像のように3/8インチのソケットレンチにエクステンションを1段分使用して作業しましたが全然緩みませんでした。なので1/2インチのより長くてトルクのかけられるソケットレンチに切り替えました。
シートのスライドを一番後ろにして前の2本を外す、シートを一番前にして後ろの2本を外すというように作業して全てのボルドが外せたらシートを車体の外に取り出します。純正シートにはシート内蔵スピーカーの配線などのカプラーがあるので取り外しの先に外しておきます。また、シートを持ち上げる時は金属のシートレールを車の内装に当てて傷をつけないように細心の注意を払います。
ロードスターの場合、幌を開けてオープンにした状態で作業すると良いでしょう。
シートを取り外したら普段は手が届かないシートしたのほこりを掃除機などできれいにしておきます。シート交換しか掃除する機会がないのでこの機会にやっておくのがいいと思います。
シートを取り外したらシートについているシートレールを外します。今回購入したフルバケについているシートレールはNBロードスター用なので私のNA6には使えないためです。
シートレールは4本のボルトで止まっているだけなのでそれを外します。レールをスライドさせて一番前と一番後ろにして2本ずつ外していきます。
シートレールを外したら次はフルバケに外したシートレールを取り付けます。フルバケのサイドブラケットにシートレールを取り付けします。NA6ロードスターの場合はサイドブラケットの左右とも外側の穴にシートレールをネジ止めします。
シートレールを取り付けする前にスライド機構のロックを左右で同じ位置に合わせておく必要があります。
シートレールの取り付けが完了したらシートを外したのと逆の手順で取り付けしていきます。つまりネジ4本で取り付けするだけです。外す時に苦戦したように本来はきつく締め付けられている箇所なので取り付け時もしっかりとトルクをかけておきます。シートの固定はドライバーの安全に直結するので念入りに作業してください。
これでフルバケへの交換が完了です。
交換後に運転してみた感想としてはシートのホールド性が純正シートとは雲泥の差で旋回中の車からの情報が格段に多くなりました。また、今はまだ少しの距離しか走っていませんが長距離ドライブでの疲労度が減りそうだという感じがします。
好奇心で交換してみたシートですが思いのほか気に入ってしまいそうな予感がしています。
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