ロードスターのセンソリーサウンドの修理(1)

ロードスター
手に入れたセンソリーサウンドユニット

センソリーサウンドとは

ユーノスロードスターのVスペシャルには純正でセンソリーサウンドというリッチなオーディオシステムが付いていました。NA6の初期からNA8までVスペシャルに装備されたのとオプションで設定されるなど長くに渡り装備されたオーディオで、いくつかのバージョンが存在するようです。

ロードスターの歴史として、NA6の初期では標準グレードしかなかったため一般的なオーディオシステムが装備されていました。見た目は黒色のパネルでAM/FMラジオとカセットテープに対応したユニットでした。CDの再生はオプションで追加できたそうです。その後Vスペシャルのグレードが追加されます。しかし初期のVスペシャルはセンソリーサウンドではない通常のオーディオでした。その後NA6後期(おそらく製造番号20-番台以降)でセンソリーサウンドシステムが採用されました。
そしてNA8の中期(おそらくシリーズ1.5)以降からセンソリーサウンドシステムがバージョンアップしユニットに変更がありました。
このようにセンソリーサウンドシステムは大きく2つのバージョンが存在するようです。

センソリーサウンドシステムは見た目がシルバーのヘッドユニットにドアスピーカー(x2)とドアのツイーター(x2)、シートのヘッドレストスピーカー(x4)とシートのボディソニック(x2)がセットになったものです。

NA6のセンソリーサウンドヘッドユニット

NA6に装備されたセンソリーサウンドのヘッドユニットは2.5DINのサイズのものです。これは2DINと0.5DINの2つが組み合わされて使われていました。

2DINではCD、カセットテープ、AM/FMラジオのプレイヤーとドアスピーカーのアンプを担当し、0.5DINの方ではボディソニックとヘッドレストのスピーカーのアンプが組み込まれていました。

2DINと0.5DINに分けたところ

ヘッドユニットの仕様確認

ちゃんと動作するか不明なヘッドユニットを手に入れたので動作確認を行いたいと思います。
車にインストールせずに机上で動作確認したいのでまずは配線などを調べます。

ヘッドユニットの背面

ヘッドユニットの背面を確認するといくつかのコネクタがあります。それぞれについてネットで調べたりテスターなどを用いて調べました。

まず、BとCのコネクタは0.5DINの下にあるアンプから配線がのびていて上の2DINのユニットに接続されています。なので上下のユニットをセットで使う場合には気にする必要ないですね。
一応ピンを調べた感じだとBのコネクタの4本はスピーカーの出力で、左右の+/-で計4本となっています。
Cのコネクタは6本の端子があり、1本はアースで残りの5本はよくわかりませんでした。

Dの黒い線はラジオアンテナを接続するコネクタにつながっており、Eのネジはアースと接続する箇所です。

Gのコネクタはシートのボディソニックに接続するコネクタで4端子あります。運転席と助手席で2ユニットあるので2ユニットx2線(プラス/マイナス)で4線です。

最後にAとFのコネクタはマツダの(古い)オーディオ端子で12ピンと8ピンのものです。バッテリ電源やアクセサリ電源、ドアスピーカーの配線などがまとまっています。

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